France Summer Time
台本
オープニング
皆さんこんにちは。「雨宿りとWEBの小噺」へようこそ!パーソナリティの Keeth こと桑原です。
この番組では,目まぐるしく変化するWeb業界の中,ちょっと一息つける裏話や小噺などをお届けします.
今回の話題はヨーロッパとの文化の違い「夏のバカンスとお盆休みで学ぶグローバル開発」です。
本題
はい.まだ夏ではないですが,面白い話を耳にしたのでお話したいなと.
Part 1: パリが静かになる8月
実は先日、フランスのチームとのプロジェクトで面白い経験をしたんです。
7月末のある日、フランス側のリードエンジニアの方から一通のメールが。 「8月は全員バカンスに入るので、9月初旬まで返信が遅れる可能性があります」
え?全員?しかも1ヶ月?
そうなんです。ヨーロッパではバカンスモードに入るんです。
例えば イタリアでは、公立学校が休みになる期間(6月初旬から9月中旬)に路線バスの本数が減らされます。 フランスでは、7月と8月がバカンスモードで、アウトドアのアクティビティが盛んになります。
Part 2: バカンス文化との衝突
最初は正直焦りました。 「デプロイのスケジュールはどうなる?」 「緊急のバグ対応は?」 「顧客からの問い合わせは?」
でも、ピエールの言葉が印象的でした。
「日本のチームは休暇を取るのが下手すぎる。人間にも、コードにも、適切な休息が必要なんだ」
Part 3: お盆休みとの比較
対して日本はどうでしょう。
お盆休みがあっても、多くのチームは交代で休暇を取り、常に誰かが対応できる体制を維持します。 メールチェックも欠かさず、休暇中でもSlackは見ている。
Part 4: それぞれの休暇哲学
実は、このプロジェクトを通じて面白い発見がありました。
フランスチーム:
- 完全な休暇で心身をリフレッシュ
- 休暇前に徹底的な引き継ぎ
- 「緊急」の定義が日本より明確
- 休暇後の生産性が著しく向上
日本チーム:
- 常に誰かが対応できる体制
- 休暇中も部分的に仕事モード
- チーム内での暗黙の気遣い
- 安定したサービス提供を重視
Part 5: グローバルチームでの休暇戦略
では、どうやって折り合いをつけたのか?
休暇カレンダーの可視化
- 各国の祝日や休暇シーズンを年初にマッピング
- デプロイスケジュールを休暇を考慮して設計
オンコール体制の工夫
- 重要度に応じた対応フローの整理
- リージョン別のバックアップ体制
ドキュメンテーションの強化
- 緊急時の対応手順の明確化
- チーム間の知識共有の促進
Part 6: 学んだこと
文化の違いは、一見するとプロジェクトの障害になりそうですが、実は新しい視点を得るチャンスなんです。
私たちのチームでは、フランスチームの休暇哲学から学び、以下の改善を実施しました:
- 休暇中のメール対応ルールの明確化
- チーム内での休暇取得の促進
- スプリント計画での休暇考慮
エンディング
世界中のエンジニアは、それぞれの天気の下で、それぞれのリズムで働いているんですね。
- 一度習得した技術や環境が永遠に続くわけではない
- 依存している技術にも寿命がある
- 変化に適応する柔軟性が必要
新卒の頃,先輩から「技術そのものよりも,技術の学び方を学べ」と言われたことがあるが,まさにと言ったところ
余談です台本書きながら当時の大変だった記憶が掘り起こされたw そして,CentOS Linux にはお世話になりました!ありがとうございます!
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今回もお聴きくださりありがとうございました!雨宿りをしながら考える技術の変遷.次回もどうぞお楽しみに.「雨宿りと WEB の小噺」お相手は Keeth でした。さようなら!