世界最古の企業「金剛組」
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「余談ですが.fm」
皆さんこんにちは.ポッドキャスト配信者の Keeth です。
この番組は、最近気になったことや知って面白かったことなど、誰かについ「余談ですが」と,話したくなるような雑学をお話しします!
今回の余談は「世界最古の企業」についてです.
メインセクション
- 世界で最も長く続いている企業がどこの国のものか想像してみてください
- アメリカ?イギリス?ギリシャ?...実は日本です
- しかも、その歴史は驚くべきことに1400年以上も続いています
- その企業の名前は『金剛組』
- 現在の正式名称は株式会社金剛組といいます
- 創業は聖徳太子の時代、西暦578年とされています
- ちょっと想像してみてください。日本が飛鳥時代、まだ『日本』という国号も定まっていない頃、すでにこの企業は活動を始めていたんです
- これすごくないですか?
- で,余談ですが、578年といえば、ヨーロッパではローマ帝国が滅亡してまだ100年も経っておらず、イスラム教も誕生していない時代です
- アメリカ大陸にはまだコロンブスが到達するまで900年以上もあり,日本では物部(もののべ)氏と蘇我氏が仏教の受容を巡って争っていた時代ですね
- ちなみに物部氏は古代日本の豪族で、軍事や警察、裁判などを担当しており,蘇我氏とは飛鳥時代に朝廷で覇権を争った氏族です
- 本題に戻りまして,金剛組について.
- 始まりは,聖徳太子の命により四天王寺の建設に携わったと伝えられています
- 百済の国から三人の工匠が日本に招聘され,この内の一人が、金剛組初代の金剛重光という方でした
- 重光は、四天王寺が一応の完成をみた後もこの地に留まり、寺を護りつづけます
- 金剛組という名前は『金剛』、つまり『ダイヤモンド』のように堅固なものを作る集団という意味だそうです
- 興味深いのは、この金剛組、世界経済フォーラムやギネスブックでも『世界最古の企業』として認められている点です
- なんと、約1440年以上も同族経営で続いてきたのです
- もっとも2006年に一度経営難から会社更生法の適用を受け、髙松建設株式会社の出資を受け、新生 金剛組として再出発しました
- 2008年親会社の持株会社化に伴い、株式会社髙松コンストラクショングループの一員となっていますが、それでも『世界最古の企業』の称号は変わりません
- 始まりは,聖徳太子の命により四天王寺の建設に携わったと伝えられています
- 余談ですが、日本には創業1000年以上の企業が少なくとも7社あると言われています
- 例えば池坊(生け花、587年創業)
- 西山温泉慶雲館(温泉旅館、705年創業,世界最古の旅館)
- 一條(建設、809年創業)など
- これほど長寿企業が多い国は世界でも日本だけなんじゃないかな(詳しく調べていません)
興味深いポイント
- 金剛組が1400年以上も続いた秘訣は何だったのでしょうか?
- 研究者によると、伝統を重んじながらも時代に合わせた変化を恐れなかったことが挙げられます
- 例えば、元々は寺社仏閣の建築専門でしたが,明治時代には近代建築技術を取り入れ、学校や官公庁の建設も手がけるようになりました
- また、代々、技術と知識の継承を最重要視してきました
- 特に寺社建築という特殊な分野では、図面だけでなく、実際の技術や経験知の継承が不可欠です
- 徒弟制度を経て、技術者を育てる文化が根付いていたんですね
- さらに面白いのは、金剛組の家訓に『無理な拡大をするな』という教えがあったことです
- 短期的な利益よりも長期的な安定を重視する経営哲学が、1400年以上も企業を存続させる秘訣だったのかもしれません
告知並びにエンディング
さて、そろそろ今回もお時間になりましたのでエンディングです.
いかがだったでしょうか?皆さんの会社や組織が1400年後も存続していると想像できますか?いつの時代も変化と継続のバランスが重要だなと改めて感じさせられました.
この番組が面白かったという方,ぜひチャンネル登録をお願いします!もし聴いていて気になることや、話してほしいトピック,感想などございましたら、𝕏でハッシュタグ「余談ですが」で投稿してください!可能な限り、次回以降の配信に反映させていきたいと思います。
それでは、また次回の配信でお会いしましょう。最後までお付き合いいただきありがとうございました!「余談ですが.fm」お相手は Keeth こと桑原でした。さようなら!