HTTPSの鍵マークをクリックすると証明書が見れる

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台本

オープニング

【ジングル】 はい、どうもこんにちは。「雨宿りと WEB の小噺」始まりました。Keeth こと桑原です。

この番組では、Webテクノロジーの歴史や裏側にある、ちょっとした小噺を紹介しています。

今回のお題は「HTTPSの鍵マークをクリックすると証明書が見れる」です

本題

  • 【つかみ】ブラウザのアドレスバーにある鍵マーク,実はクリックすると「証明書」の中身が見れる。発行者・有効期限・暗号化方式まで全部確認できるのに,覗いたことがない人が意外と多い
  • 【背景/歴史】この鍵マークのルーツは1990年代のNetscapeまで遡る。1994年にNetscapeがRSA社とパートナーシップを組んでPKI(公開鍵基盤)をブラウザに組み込み,1995年にSSL 2.0をNetscape Navigator 1.1にバンドルしたことで鍵マークが誕生した
  • 【背景/歴史】当時はHTTPS対応サイトがまだ珍しく,「セキュリティに気を使っているサイトへのご褒美」として鍵マークが表示されていた
  • 【メインの小噺・裏話】2007年,Comodo(現Sectigo)がEV証明書(Extended Validation)を導入。厳格な審査を通過したサイトはアドレスバーが緑色になり,会社名まで表示されるようになった
  • 【メインの小噺・裏話】ところが2018年のChrome 69で緑色表示が廃止,翌年のChrome 77で会社名表示も消えた。理由は「ユーザーが色の意味を正しく理解していなかった」から
  • 【意外な事実や補足】さらに衝撃的なのは2023年9月,Chromeが鍵マーク自体を廃止し「調整(Tune)」アイコンに置き換えたこと
  • 【意外な事実や補足】Googleが2021年に行った調査では,鍵マークの正確な意味を理解していたユーザーはわずか11%。多くの人が「鍵マーク=安全なサイト」と誤解していたが,実際は「通信が暗号化されている」ことを示すだけだった
  • 【意外な事実や補足】皮肉なことに,フィッシングサイトの大半もHTTPS化が進んでおり,同じ鍵マークを表示できてしまう。むしろ詐欺師を助ける結果になっていたため,FBIも「鍵マークはサイトの安全性を示すものではない」と公式に注意喚起している
  • 【まとめ・締めのひとこと】鍵マークをクリックして証明書を確認する習慣は,今のブラウザではその意味合いが薄れつつある。とはいえ発行者や有効期限をチェックする癖は,エンジニアとしては今でも地味に役立つので,たまに覗いてみるのもいいかもしれない

📎 https://www.helpnetsecurity.com/2023/05/03/google-chrome-https/ 📎 https://www.thesslstore.com/blog/which-browsers-still-use-the-security-padlock-icon/ 📎 https://www.namecheap.com/blog/ssl-green-bar-disappearance/ 📎 https://www.howtogeek.com/890033/google-chrome-is-ditching-the-lock-icon-for-websites/

エンディング

【エンディングBGM】 さて、そろそろ今回もクロージングです 今回は「HTTPSの鍵マークをクリックすると証明書が見れる」について話しました。

次回も、Webテクノロジーの小噺をお届けします。

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それでは、また次回の雨宿りでお会いしましょう!「雨宿りとWEBの小噺」お相手は Keeth でした。さようなら! 【ジングル】

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